クリエーターが集まり作品を作るこちらの企画、「モクモクギルド」に参加させて頂きました。
第一回目の課題は
クエスト#1『夏の画材の売上に貢献せよ!』
でした。
【依頼主】文具屋さん
【制作物】店内用販促ポップ1点
【設置場所】文具屋さんの画材コーナー・商品棚上部
【ターゲット】小中学生とその保護者【依頼詳細】
・夏休みの宿題で使う画材コーナーを特設コーナーとして目立たせたい。
・子供たちが絵を描きたくなるようなポップを作って欲しい。
・夏らしくてかわいいポップが良い。
・納品時にはどこを工夫したか、ポイントを教えてもらいたい。
【制作時の仕様】
サイズ / 横:600mm 縦:200mm
解像度 / 300dpi
・「夏の画材フェア」という見出し(ロゴっぽくてもOK)は必ず入れる
・他にも適宜、楽しい雰囲気や絵を描きたくなるようなテキストを入れてほしい(無くてもOK)
以上の内容からイラストを制作しました。
水彩絵の具、Illustrator、CLIP STUDIO PAINT
制作期間ー約10日間
テキストを入れるために中央は空けてあります。
<ポイント1>夏らしい配色
夏をイメージした彩度の高い「青」「黄」「オレンジ」を元に全体の配色を考えました。
夏らしい明るさを感じつつもメロンソーダやカーテンの透明感で涼しさを感じられるイラストにしました。
<ポイント2>アナログとデジタルの併用
描写方法の異なるイラストを同一の画面に置く事で目に止まりやすくなる効果を期待しました。
スケッチブックのイラストは水彩絵の具、その他の部分はIllustratorで大まかに色を置いた後にCLIP STUDIO PAINTでテクスチャや影等を描き込みました。
水彩のメロンソーダ単体も貼っておきます。
<ポイント3>物語性
スケッチブックの絵の中のクリームソーダが完全な状態で描かれているのに対して背景のクリームソーダにはアイスがなくジュースもほとんど飲まれています。これは絵を描いた後に作者が食べてしまった?と鑑賞者が物語を想像したら印象に残るのではないかと考えて制作しました。
次にこの企画に参加されていたデザイナーのyam(@yam_0825)さんにご協力いただいてロゴをお借りしました。
テキストが入る事で画面が引き締まり、華やかになりました。
青とオレンジの色味も近いので全体に馴染みつつも奥行きが出た気がします。
ご協力頂き誠にありがとうございました!
最後に、今回参加されていた作品を拝見させて頂き、自分の中で改善すべき点も見えてきたので整理したいと思います。
・メインとなるはずの「画材フェア」のイメージが薄い。
「画材」よりも「夏」に意識が傾いてしまい「画材フェア」のイメージが薄くなってしまった。何を一番に伝えるべきなのかを始めからよく考えること。
・構図
テキストを入れるために中央は空けておいたものの、その空間が狭目だったのでギリギリ被ってしまい中途半端な構図になってしまった。
また、後で修正できるようにあらかじめパーツごとに分けて制作する。
・ターゲットの「小中学生とその保護者」から大人寄りになってしまった
他の参加者の方々のイラストと比べると子供というより大人に向けたイラストになってしまったように感じた。使用するモチーフをもっと熟考するべきだった。
・POPイラストというより絵になってしまっている
商品のためのPOPイラストというよりも、オリジナルの絵を描くという意識が強く出てしまっているように感じた。絵画と目的のあるイラストとの切り替えの必要性を感じた。
細かいことはまだありそうですが大まかにはこの辺りが今後の課題です。
今回タッチや技法も異なるたくさんの作品を見てとても勉強になり、同時に自分の改善点が見えてきました。
次回は今回気づいたことを直してより良いイラストが描けるように頑張ります!!
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